レジャー施設に求めるもの

今、一番人気のレジャー施設といえば「東京ディズニーランド」でしょう。
オープンして以降、ずっと上位に留まっています。では、なぜ東京ディズニーランドが人気なのでしょうか。

レジャー施設に遊びにくる人たちは、どこか日常にはない楽しさやスリルさを求めてストレス発散しに来る人たちも多いですが、現実逃避をしに来る人も少なくありません。

ディズニーランドに来ると、スタッフ一人一人が行き届いたサービス精神で、清掃スタッフでも笑顔で迎えてくれます。そして、日常では感じられないVIP待遇が来場者全員に与えられます。

では、レジャー施設が汚かったりスタッフのやる気がなかったりしたらどうでしょうか。
とても現実味帯びてしまい、今までの会社や家庭での疲れやストレスが抜けるとは思われません。

どれだけアトラクションでスリス感を感じても、アトラクション降りてしまえばやる気のないスタッフに出迎えてもらうことですべてがチャラになってしまいます。
今レジャー施設に求められているのは、アトラクションだけではありません。

スタッフの心意気、そして、現実逃避できる、施設内では日常生活で積み重なった嫌なことをどれだけ忘れさせてくれるか、ではないでしょうか。
どの施設もすぐに始められることだと思います

非日常を演出できないテーマパークは淘汰されていくことでしょう。
日常と違う体験を、お客さんは期待しているのですから。

ディズニーランドのおもてなし

私は以前アルバイトとしてディズニーランドで働いていました。
あるとき、ジャングルクルーズに遊びに来た小さな女の子が、前回出会った優しく声をかけてくれたお兄さんキャストを探していました。
どこを探しても、そのお兄さんが見つからなかったので、その女の子は近くにいたキャストに声をかけました。

「○○お兄さんは、どこにいますか?」実は、女の子が探していたキャストは、もう既に辞めていたのですが、声を掛けられたキャストは女の子の夢を壊さないように次のように答えました。
「お兄さんは、今、アフリカのサバンナで、探検中だよ。」
もし、そのキャストが「お兄さんは、もう辞めてしまったんだよね」と言っていたら、それを聞いた女の子は、どういう気持ちでディズニーランドでの残りの時間を過ごしていたでしょうか。
キャストの機転のおかげで、その女の子は「お兄さんは頑張っているんだ」という前向きな気持ちで、ディズニーランドでの残りの時間を満喫することができたと思います。
ディズニーで働く9割がアルバイトで形成されています。
もちろんエピソードの中に出てくるキャストもアルバイトの一人です。
社員ではなくアルバイトであっても、ホスピタリティ・マインド(おもてなしの心)をもってお客様が一日快適に過ごすことができるような素晴らしいサービスを提供できるようアルバイトの集団の一人でなく1人のキャストとして自主的に行動しています。

«
»